妄想 In My Head
2010-02-22T23:52:34+09:00
sai10hikaru
the Laughing Man
Excite Blog
引越し
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2010-02-22T23:51:00+09:00
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sai10hikaru
未分類
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新宿
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2009-04-27T22:20:50+09:00
2009-04-27T22:19:01+09:00
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sai10hikaru
GRD2日記
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セレソン
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sai10hikaru
GRD2日記
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DOLLY3
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2008-12-25T22:20:34+09:00
2008-12-25T22:21:32+09:00
2008-12-25T22:21:32+09:00
sai10hikaru
DOLLY
「やあ、どうもどうも。お邪魔しますよ」兎男はそう言うと、靴も脱がすに部屋に上がり込んで来た。
戸惑うカズトモを他所に、兎男はリビングのソファに腰掛けるとまるで、そこにいることが当然のような声で、悪びれたところはなく、「まぁ、君も座ったらどうだい?」と誰がこの部屋の住人か分からないようなことを言った。
カズトモは仕方なくドアを閉め(鍵は開けたままだ)、混乱した頭の中で、現状を把握しようとしたが、明らかに部屋に兎男がいるこの現状は、カズトモの現実の範囲を越えていた。
「君の言いたいことは、大体わかる。だけど、ぼくは現実に確実に、存在している。現実に確実に」
カズトモはとりあえず、考えられるたくさんの疑問の中から、いちばんまともな質問を兎男にした。「これは、夢かな?」
「うーん、その答えはNOだね。だって君はついさっきまでこのテーブルで朝食の、カリカリに焼いたトーストをあんなに美味しそうに食べていたじゃないか。ぼくが思うに、これは少し焼きすぎじゃないかな」
兎男はテーブルの上に置いてある食べかけのトーストの脇に置いてある、新聞を手に取り、器用にペラペラとめくり、ある特集記事の面でとまった。
「ぼくが今日ここに来た用件は、これだよ」
それはカズトモが昨日、入稿したある事件の特集記事だった。
「こうなった以上、いまさら君にどうこう言うつもりはないけど、君はこのままじゃ、間違いなくキルされちゃうぜ」
カズトモは兎男が発音した「キル」という単語があまりにもきれいなネイティブな発音だったので、その言葉の意味が頭で理解するのに数秒かかった。
「おいおい、何をいうんだ。いきなり。このふざけた状況で、ふざけたことを言うのは止めてくれ。君が何者なのかは、この際どうでもいい。それに、もういい加減にその馬鹿げた被り物を取ったらどうだい?そもそも、ぼくがドアを開けたのは、君が管理人だというから、開けたんだ。それがドアを開けたら、変な兎の被り物した奴が、訳の分からない事をいっている。管理人と偽って入ってきたこと自体、不法侵入だ。間違いなく犯罪だ。それに気に入らないのは、君が靴をはいたままソファに座っていることだ」
カズトモは新聞の記事を見せられて、眠っていた思考が動き出し、目の前にいる不届きな兎にいっせいにまくし立てた。
「なるほど、うんうん。けど、まぁ、うぅん。そうなのかな?うんうん。まぁ、うんうん」とぶつぶつと独り言を繰り返してから、「で、アレをどこで見つけた?」とカズトモに聞いた。
「アレって、君は俺を馬鹿にしているのか!出ていっ、」
「ドリーだよ」
兎男はカズトモの言葉を遮るように、答えた。
「君の返事次第では、ぼくは君のことを助けてやってもいいと思っている」
「ドリー?何を言っているんだ。俺はそんなもの知らないし、話をすりかえるのは止めてくれ。いい加減にしないと、本当に警察を呼ぶぞ」
カズトモは兎男の顔を直視して、兎男の目玉がブドウジュースみたいに濃い赤色で、白目がまったく無いことに初めて気がついた。
よく見れば、兎男の格好はストライプのシャツにジャケット。適度に色落ちしたブルージーンズ。そして、泥だらけのブーツを履いていた。
まるで本物の兎の頭が人間にくっついているような姿で、それ以外は普通の人間の姿だった。
「君は何者だ?」
「ぼくは兎男で、それ以下でもなければそれ以上でもない。現実に確実にこれは、リアルな話であり夢ではない。そして、君はこの記事を書いた結果、ある組織から命を狙われることになる。まぎれもなくキルで、それは死だ」
兎男は、自らの指をこめかみにあてた。
「君の死だ」
そういうと、兎男の長い耳が少しだけ揺れた。
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心象風景
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2008-12-23T02:13:52+09:00
2008-12-23T02:14:49+09:00
2008-12-23T02:14:49+09:00
sai10hikaru
GRD2日記
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電気屋でナビを探してたら
http://sai10.exblog.jp/10394170/
2008-12-22T00:29:22+09:00
2008-12-22T00:30:19+09:00
2008-12-22T00:30:19+09:00
sai10hikaru
ひとりごと
「ここが、現在位置です」と指し示した位置に俺はいる。現実に確実に。
だが、そこは新宿のヨドバシでもなければ、池袋のビックカメラでもない。
ましてや秋葉原なんて、ここ数年、近寄ってもいない。
「こちらは最新モデルでして、一番売れている機種です。オススメですよ~」
お前は何者だ?このsonyのナビを買えば俺をナビしてくれるとでもいうのか?
「うるせー、コンシクショー!」俺は店員に罵声を飛ばし、売り場から立ち去り、1階の売場の片隅でひっそりと売られているラジオを買って帰った。
テレビが一昨日、壊れたから、本当はsonyの液晶テレビ「ブラビア」が欲しかったが、店員がsonyのナビを勧めてきやがったから、何か自分の人生を馬鹿にされた様な気がして、腹が立ち、しかし何も買わずに帰ったらそれこそ負けたような気になって、別に欲しくもなかったが売場の片隅で売られている時代遅れなラジオを見つけたときに、まるで今の自分を見ているような哀れみというよりは孤独さを感じ(あるいは錯覚かもしれないが)、これまで、ほったらかしにしてきた自分を戒める意味で俺はラジオを買って帰った。
家に着き、袋から取り出したラジオはsony製だった。
ラジオからは知らないDJが何か訳の分からない言葉を言っていた。
結局のところ、俺は最初からあの店員に流されていたという訳だ。
いや、流れているというより、転がっている。
おかしくないのに、空笑いをした後、なんだか急に虚しくなり、明日SONYのナビを買いに行こう。と思ったのは言うまでもなかった。
ひとつだけ、
お前は確実に、道に迷っている。
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道に迷った
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2008-12-21T12:42:00+09:00
2008-12-21T12:45:04+09:00
2008-12-21T12:43:44+09:00
sai10hikaru
ひとりごと
何もやる気が起きない。
やるべきことは多々あれど、一向に気が向かない。
本を買っても、読まずにほったらかし状態。
いや、まてよ。
そういえば、自分自身をほったらかしにしてきた、ここ数年。
現在位置をロストしている。
ナビゲーションが必要だ。]]>
田舎の暮らし
http://sai10.exblog.jp/10363879/
2008-12-18T02:12:06+09:00
2008-12-18T02:13:01+09:00
2008-12-18T02:13:01+09:00
sai10hikaru
GRD2日記
この場所に留まりたいという願望
でも、それはきっと一時的な感情
故郷
何もないけど、安らぐ場所]]>
サヨナラ
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2008-12-13T02:01:07+09:00
2008-12-13T02:02:02+09:00
2008-12-13T02:02:02+09:00
sai10hikaru
GRD2日記
天気予報も、いつもと違う場所をチェックしなくては。
荷造りはまだしていない。けど、ま、いっか。
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AME
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2008-12-09T18:38:43+09:00
2008-12-09T18:31:05+09:00
2008-12-09T18:31:05+09:00
sai10hikaru
GRD2日記
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DOLLY 2
http://sai10.exblog.jp/10263709/
2008-12-04T23:25:00+09:00
2008-12-26T01:26:25+09:00
2008-12-04T23:26:17+09:00
sai10hikaru
DOLLY
男はナイフで鉛筆を削っている。
机の上には削り取られた鉛筆の木屑が新聞の上に落ちている。
新聞には悪いニュースが今日も数多く載っている。
殺人、不景気、汚職、テロ、病気、死。
カテゴリは様々。
紙面の片隅に二つの記事を見つける。
一つはスコットランドの博物館から羊の剥製が盗まれたと書いてある。
もう一つは、ある菓子製造メーカーの工場閉鎖の記事。
この二つの記事は一見、まったく関連性のない記事であったが、男が新聞にこの記事を見つけると、机の中から鉛筆とナイフを取り出し、削り始めた。
男はひとしきり、鉛筆を削り終えると、屑を集めて新聞の上に集めた。
削り終えた鉛筆の先端は鋭く研がれており、字を書くには先端があまりにも鋭くて不向きであったが、男ははじめから何かを書くために鉛筆を削っているのではないようだった。
それは、ある種、儀式に近い行為であった。
男は机の上から電話機の受話器をとり、どこかに電話を掛けた。
コールの間、男は削り終えた鉛筆を左手に持ち、その感触を確かめるように何かを空に書いている。
「申し訳ありません。どうやら邪魔が入ってしまったようです。ええ、おそらくは」
「我々が失った代償はあまりにも大きいですが、結果としては成功といえるのではないでしょうか?」
「はい。それは承知しております」
「今朝の新聞の記事では、それを掴むことは難しいと思われますのでご安心下さい。ですが念のため手は打っておきます」
「はい、それでは失礼致します」
男は受話器を置くと、左に持っていた鉛筆で新聞の記事のある文字に線を引いた。
新聞の記事の内容は、ある菓子製造メーカーの工場で作られた飴の中に、異物が混入したのを、会社がその事を隠匿して製品を出荷し、全国でその飴を食べた子供が下痢や嘔吐を引き起こし、何名かは今も重態で意識が無いと書いてあった。
その事件後、工場は停止し、経営者は被害者と国民に謝罪をしたが、その会社のブランド製品は店から撤去され、業績が悪化した会社は破綻した。
男は最初、このニュースにあまり関心はなかったが、混入されていたものを知ると愕然とした。
本来、あってはならないもの。
飴の中にはそれが入っていた。
それは不当労働を訴える為に、パート従業員が飴に毒物を混入したことではなく、回収された飴の中から発見されたある動物の体毛であった。
男は新聞の記事を書いた記者の名前に線を引いた。
その記事を書いたのは「岡本和伴」と記されてある。
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六本木ヒルズ スカイデッキからの風景
http://sai10.exblog.jp/10249537/
2008-12-02T23:36:03+09:00
2008-12-02T23:36:56+09:00
2008-12-02T23:36:56+09:00
sai10hikaru
GRD2日記
中学の修学旅行で宿泊したホテルの窓から観た東京の夜景に憧れて、今ぼくはここにいる。
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DOLLY
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2008-12-02T01:46:00+09:00
2008-12-26T01:27:01+09:00
2008-12-02T01:33:06+09:00
sai10hikaru
DOLLY
ドリー(Dolly, 1996年7月5日 - 2003年2月14日)世界初の哺乳類の体細胞クローンである雌羊。スコットランドのロスリン研究所で生まれ、6歳で死亡するまでそこにいた。ドリーの誕生は1997年2月22日に発表された。
ドリーという名前は乳腺細胞由来にちなんで、飼育係がドリー・パートンの巨乳を称えて提案したものである[1]。ドリーは体細胞の核を除核した胚細胞に移植する技術によって誕生した。ドリーは1996年に6歳の雌羊の細胞からクローンされ、今日まで続く議論の的となっている。
2003年5月9日、ドリーの剥製がエディンバラの王立博物館へ陳列された。
ドリー・パートン
ドリー・レベッカ・パートン(Dolly Rebecca Parton, 1946年1月19日 - )はアメリカ合衆国の歌手、作詞作曲家、女優。 カントリー・ミュージックの第一人者であり、グラミー賞、アカデミー賞受賞者。
女優兼モデルのジュリア・パートンは従姉妹。
映画『9時から5時まで』の主演および同名のテーマソング『9時から5時まで』、映画『マグノリアの花たち』で有名。
人気曲である『Jolene』はホワイト・ストライプスがカバーしている。
ザ・ホワイト・ストライプス
ザ・ホワイト・ストライプス (The White Stripes) は、アメリカのロック/ブルーズ・デュオ/バンド。アメリカ合衆国デトロイト出身。1997年にデビュー。ストロークスとともに、ガレージロック・リバイバルのバンドとして有名である。バンド名の由来は赤に白い縞の入ったペパーミント・キャンディから。
ペパーミント
ペパーミント(英名:Peppermint、学名:Mentha x piperita L.)は、シソ科ハッカ属の多年草。和名はセイヨウハッカ。原産地はヨーロッパ大陸である。ハーブの一種であり、独特のメントール臭がする。葉を摘み取って、乾燥させたものを使用する。菓子に広く使われ、またハーブティーにも用いられる。ガムに良く使われている。
同名の青緑色をした酒はリキュールの一種でペパーミント油をアルコール液に溶かし、砂糖および各種の芳香油エッセンスなどを基礎とし、オリーブ緑、マラキット緑などの色素で着色する。
また抗菌作用がある。
これから始まる物語の基本知識である。
全てはここから始まった。
2月22日 2:22分 22秒
エディンバラ博物館から一体の羊の剥製が盗まれた。
そしてそれは、この世界を変える大きな事件の始まりであった。
盗んだ犯人は2日後に、死体で発見される。
口の中にはペパーミント・キャンディがつめられていた。
羊の剥製が盗まれた同日に、カズトモは夢を見ていた。
無数の羊の群れの中に、一頭だけ頭のない羊がいた。
その羊はカズトモの前にやってきて忠告をした。
「必要なのは抗菌作用だよ。それが失われればこの世界は滅びる」
頭のない羊は、カズトモにそう告げると、羊飼いの兎男に羊毛を刈られてから、鉈で胸を一刺しで突かれて絶命した。
兎男は「これは必要悪だ」そう自分に言い聞かせるように呟くと、剥いだばかりの羊毛を身に纏いどこかへ消えた。
2月22日 2:12分 18秒
エディンバラ博物館の監視モニターには羊毛を纏った兎男が映っていた。
翌日、世界初の哺乳類の体細胞クローン羊のdollyはエディンバラ博物館から姿を消した。
ただ一部、dollyの頭を残しては。
この事件は基本知識を再確認する必要が重要である。
「抗菌作用」
我々は滅びる運命にあらず。
信じることが出来ないもの(兎男のことだ)は、運命に背くことは出来ない。
カズトモが夢から醒めるまでの僅かな時間。彼はこの数時間後、兎男がこの世界からドリーを隠した意味を探す羽目になる。
そしてそれは、カズトモが望まない「必要悪」を求められることになる。
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東京タワー
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2008-12-02T00:40:56+09:00
2008-12-02T00:41:49+09:00
2008-12-02T00:41:49+09:00
sai10hikaru
GRD2日記
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OHAKAMAIRI IN MOON
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2008-11-29T21:28:00+09:00
2008-11-29T21:40:09+09:00
2008-11-29T21:29:25+09:00
sai10hikaru
私心
「5千年後の未来の博物館では、きっと僕らもこんな風に骨身をさらけ出しているんだぜ」
「あら、でも日本人のほとんどは火葬だから、こんなに綺麗に骨は残らないんじゃないかしら」
隣のカップルの会話が何となく耳に入ってきて聞いていると、彼女の答えがあまりにも現実過ぎて少し可笑しかった。確かに恐竜時代には火葬なんてなかった。
博物館の帰り道、空を見上げると、満月が僕を見下ろして笑っていた。
月には地球ほどではないけど、重力が存在する。
人類初の民間による月旅行が失敗に終わり、月で34名の人が死亡したと今朝のニュースでやっていた。
機内の空調設備の故障で全員が窒息死したらしい。
彼らの遺体を回収するのに何千億と資金が掛かるらしく、簡単には回収できないということと、旅行を企画した企業の株価が暴落したとも伝えていた。
「やれやれ、なんで君は自分の墓を月にしたんだよ。あまりにも遠くて墓参りに行けないじゃないか」
5千年後の未来の月でも、彼はゆらゆらと月を浮遊しているのだろう。
その頃の僕は、博物館でみすぼらしい骨身をさらけ出しているに違いない。
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